ついにふるさと納税の返礼品にもNFTが取り扱われる時代となりました
2022年春から夏にかけて、4つのNFT返礼品が発表され早くも完売となっているNFTも出ています
ふるさと納税の制度上、2次流通にあたる『転売』はご遠慮くださいという話になっていますが、まだまだ始まったばかりのNFT返礼品です。今後どうなるか楽しみなところです
この記事では、NFT返礼品となった4つを紹介。いまだ残っているNFTもありますのでいち早く情報をキャッチしておきましょう!

わたしもふるさと納税をやっていますが、いい制度ですよ
絶対お得な制度なのでぜひやってみてください
ついに大物NFTがふるさと納税に
2022年10月には、日本最大のNFTコミュニティ「NinjaDao」からCNPのふるさと納税返礼品が登場しました
10/21に受付開始では一部不具合が起き延期、10/28に改めて受付し完売となりました
北海道余市町の返礼品NFT

余市町は2022年5月にふるさと納税の返礼品としてNFT作品の提供を開始しました
わずか2万人弱の人口でありながら、攻めたふるさと納税返礼品を用意しています
第一弾の返礼品NFT
第一弾は北海道札幌を拠点として活動しているNFTクリエイターでイラストレーターのPokiさんの作品で、余市町特産であるワインをモチーフ
Poki先生の描く女性のタッチとワインが絶妙にマッチしています

このNFTはワインや背景、人物などを組み合わせて作成するコレクティブNFTという形式で全54種類
寄付金120,000円のふるさと納税返礼品として『ふるさとチョイス限定』で用意されていましたが、早々に完売となってしまいました
自治体 | 北海道余市町 |
NFT種別 | NFTアート |
特徴 | ミニコレクティブNFT |
総数 | 54 |
転売 | 基本NG |
必要なもの | なし |
受け取り方法 | 予約サイトで先に予約 ふるさいとチョイスで寄付番号を入力 |
寄付額 | 120,000円 |
申し込み先 | ふるさとチョイスでみる |








予約受付開始からわずか2時間程度で完売となりました
▼このNFT返礼品をゲットした方のツイート
余市町の「ふるさと納税✕NFT」の返礼品が届きましたー😆
— Banesuke (@Banesuke1) May 16, 2022
さっそくプロフ画像にしました!
日本初の取組みでおもしろいし、自治体・クリエイターさん・購入者の三者にとってプラスになると思いました☺️
他の自治体にも広がるといいですね!@alyawmu @2929ojisan @poki_NFT pic.twitter.com/zh76hBHwL1
日本初!ふるさと納税NFTの返礼品としていただいた@Poki_Sasaki 先生の絵を、余市産ワインを扱うレストランのワインリストに掲載していただくプロジェクトを始めました!
— ウィア(Wia) @NFT × Restaurant🍷 (@wearems_satoshi) June 15, 2022
まずは札幌のレストランから。
余市町と@alyawmu さんの日本初のプロジェクトに感謝と敬意を込めて。
詳しくはまた後日。。 pic.twitter.com/sfnto41A4e

Poki氏はOpenSeaやFoundationでNFT販売しているので気になる方はチェックしてみましょう
第二弾の返礼品NFT
北海道余市町は続く2022年6月に第二弾のふるさと納税返礼品NFTを発表しました
こちらも第一弾と同様に『ふるさと納税NFTで地方創生に貢献する会社 あるやうむ』がバックアップしています
第二弾のNFT返礼品の特徴はNFTブロックチェーンゲームのMy Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ:マイクリ)のアイテムとして利用できる点です
My Crypto Heroesとは
マイクリは歴史上のヒーローNFT(デジタルアイテム)と共にマイクリワールドの制覇を目指す日本初のブロックチェーンゲームです。
ブロックチェーンゲームとして世界No.1のユーザー数、トランザクション数 (※) を記録しています。
※2019/8/21時点 出典: DappRadar (https://dappradar.com)
公式:ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes (マイクリプトヒーローズ / マイクリ)」
もちろん、ふるさと納税の返礼品でゲーム内で利用できるNFTの提供は全国初の試みです
マイクリNFTが「ふるさと納税」返礼品に、北海道余市町(あたらしい経済)#Yahooニュースhttps://t.co/X5vjR2i5Ub
— NFT NEWS NOW (@nftnewsnow) June 24, 2022
寄付金20万に対する返礼品が1種類で20枚、寄付金3万に対する返礼品は2種類で各100枚の合計220枚

20万の返礼品がレジェンダリで
アイテムとしての効果も高いです
自治体 | 北海道余市町 |
NFT種別 | ゲームアイテム |
特徴 | ゲーム(マイクリ)連携 返礼品によってアイテムの効果が変化 |
総数 | 220 |
転売 | 基本NG |
必要なもの | MyCryptoHeroesアカウント |
受け取り方法 | マイクリ内のアイテムとして受取り その後条件を満たしNFT発行可能 |
寄付額 | 30,000円~ |
申し込み先 | ふるさとチョイスでみる |

注意点はマイクリでゲームしていないとNFT化できないことです
返礼品の受け取りはマイクリ内で実施され、下記の条件を満たしているとNFTとして発行できます
- NFT返礼品の送付から30日が経過
- アイテムのレベルが2以上であること
- アイテムにふたつ名がついていること
上記を満たせばアイテムをNFT化することはできますが、『ふるさと納税の本質』から転売することは自粛ということになっています
北海道上士幌町の返礼品NFT

上士幌(かみしほろ)町は2022年の4月に日本で初めてふるさと納税の返礼品にNFTの提供を開始しました。

上士幌町は人口わずか5,000人の町なのです
NFTの返礼品は、2021年12月に上士幌町で実施された日本最大級のドローンショーの映像をNFT化したものとなっています
日本初、NFTアートをふるさと納税返礼品に!北海道・上士幌町のカミシホロホテルが「クリスマスドローンショー2021 in上士幌」の当日記録映像を出品 https://t.co/KoRW7ozScr
— カミシホロホテル (@kamishihoro_htl) April 22, 2022
300機のドローンを使用したクリスマスドローンショーは、北海道の冬の夜空を彩っていて多くの観客を魅了しました

プログラムされたドローンによる正確な動きはまるでデジタル映像のようです
期間中それぞれの日程を一部、二部にわけて作成されており、わずか14点のレア物NFT動画となっています
自治体 | 北海道上士幌町 |
NFT種別 | NFT動画 |
特徴 | ドローンショー動画 8分 1GB以下 |
総数 | 14 |
転売 | 基本NG |
必要なもの | Adam by GMOのアカウント |
受け取り方法 | 寄付後に受け取りサイトのQRをメールで取得 QRを読み込みNFTをエアドロップ |
寄付額 | 4,350,000円 |
申し込み先 | ふるさとチョイスでみる |

なかなかの寄付金額となっています
ちなみにふるさと納税の上限額が430万とは、だいたい1億円くらいの収入がある人が対象となります
茨城県桜川市の返礼品NFT

桜川市のふるさと納税返礼品NFTはストーリー性をもったデジタルアート全12枚で、2022年8月から取り扱い開始されました
この町で生まれ育った2人の物語を、桜川市の四季の風景と共に描かれています
1枚目は小学生だったころの2人、それから中学生から大人になり家族になっていく様が描かれていて、桜川市を知っている人にとってはとてもなじみ深く親しみを覚えるNFT作品です

紹介動画見て、ちょっと泣きそうになりました
というか泣きました・・・
この動画を見ると、12枚の中のどの返礼品NFTを買おうか迷います
やっぱり1枚目の始まりか、恋が始まったあたりか、最後の1枚か・・・主人公2人のストーリーを見て『これだっ!』というものを選ぶことをおすすめします

もちろん各1枚しかないので早い者勝ちです!
自治体 | 茨城県桜川市 |
NFT種別 | NFTアート |
特徴 | ストーリー性のある桜川市の風景と2人の主人公 特産物とセット |
総数 | 12 |
転売 | 基本NG |
必要なもの | ウォレットアドレス |
受け取り方法 | 寄付後、運営側とメールでやりとり ウォレットアドレスにエアドロップ |
寄付額 | 150,000円 |
申し込み先 | ふるさとチョイスでみる |
桜川市のふるさと納税返礼品NFTには、特産物のハチミツと焙煎珈琲が付いてきます

桜川市特産物を堪能しながらNFTを見る、所持する!
いいですね~新しい取り組みです
【桜川市観光PRポスター「桜川の春」】
— 桜川市 公式 (@Sakuragawa_city) April 1, 2022
「桜川の四季」シリーズの最後を飾るポスター12作品目の舞台は、「高峯の山桜」です。
本作では、家族そろって彩り豊かな山桜を楽しむ、あたたかな春のワンシーンを表現しています。#桜川の春 #高峯の山桜 #桜川市 #PRポスター #茨城県 #観光 pic.twitter.com/32w11rcOrs
大阪府泉佐野市の返礼品NFT
大阪府泉佐野市は2022年7月27日より、ふるさと納税の返礼品としてNFTアート『いずみさのNFT』の提供を開始しました
NFTクリエイターのAme-chan氏(@KawaiiGirlNFT)がイラストを書いていて、市内の観光名所で恋人の聖地『LOVE RINKu』が舞台となっています
🎉㊗️KawaiiGirl ×ふるさと納税㊗️🎉
— Ame-chan🍬│ KawaiiGirlNFT (@KawaiiGirlNFT) July 28, 2022
この度、泉佐野市さんとのコラボで
ふるさと納税NFTのイラストを
ご提供させていただきました‼️✨
ついにプレスリリースデビューです😆
泉佐野市は累計の寄付受入額全国No.1👑
新たな層にNFTが広まる
きっかけになると嬉しいです🥰
HP👉https://t.co/NtKtP0tqiQ pic.twitter.com/wwEajRXBnK

泉佐野市は専用サイト『さのちょく』から申し込みです


泉佐野市といえば過去にもふるさと納税界隈をにぎわせた自治体です
ただし平成31年の制度改正で、返礼品とは『地方団体の広報の目的で生産された当該地方団体のキャラクターグッズ、オリジナルグッズその他これらに類するものであって、形状、名称その他の特徴から当該地方団体の独自の返礼品等であることが明白なもの』である必要があります
このNFTも地場産品基準に適合しているとの発表がされています
自治体 | 大阪府泉佐野市 |
NFT種別 | NFTアート |
特徴 | ジェネラティブNFT |
総数 | 50 |
転売 | 基本NG |
必要なもの | ウォレットアドレス |
受け取り方法 | 寄付申し込み時、備考にウォレットアドレスを記入する |
寄付額 | 120,000円 |
申し込み先 | さのちょくでみる |
ふるさとCNPの発売

日本最大級のクリプトコミュニティであるNinjaDaoから派生したCNPというNFTシリーズと、ふるさと納税NFTを展開している企業「あるやうむ」が手を組み、「ふるさとCNP」として2022年10月21日の18時にローンチされます
ふるさとCNPの第一弾は、北海道余市町の返礼品を予定していて納税額は3万円
仮想通貨を持っていなくてもクレジットカードでNFTを手に入れることができます。ホワイトリストなどの優先購入権は無く、早い者勝ちである『クリック戦争』となる模様
特設サイトから購入ができる予定で、今しばらく情報の公開を待つ必要があります
ふるさと納税のNFT返礼品まとめ
NFTについては、まだまだ日本の中での認知は低くNFT所有者は1万人に満たないとも言われています
ただし世界的にはNFTはかなり浸透しており、今後日本の文化にNFTが融合してくることは間違いないでしょう
現にNFTマニアだけでなく、地方自治体のふるさと納税返礼品としてNFTが取り扱われるようになったことがそれを証明していると言えます
NFTにはユーティリティという概念があり、今後地方自治体のNFTを所持していることでメリットが得られるかもしれません。この記事にたどり着いた方は、ふるさと納税に贅沢品の肉やホタテなどではなく次世代web3.0のNFTを返礼品として選んでみるのもオモシロいでしょう

そもそもオモシロいと感じている人しかNFTはやってないですね
自分がどの程度ふるさと納税として寄付できるかは、収入や家族構成で違ってきます
給与や収入が分かるデータ(源泉徴収票)などを用意して、ふるさとチョイスの控除額シミュレーションで確認してみましょう
1分でわかる

NFTのユーティリティについては下記の記事をチェック!