NFTは詐欺?初心者が知っておくべき詐欺対策方法

NFTの詐欺対策
  • 『NFT』『詐欺』ってワードを目にするけど本当はどうなの?
  • NFTをやってみたい、買ってみたいけど不安
  • NFT界隈での詐欺対策を知りたい

そんな悩みにお答えします

最初に結論

『NFT』というものが『詐欺』ということは全くありません
その技術や仕組みは素晴らしいものです

新しい技術に乗っかり、不用意に飛び込む初心者をだます詐欺が多発しているのです

NFT1年生
NFT1年生

右も左もわからないので不安です

JIN
JIN

確かに最初は不安ですよね
この記事を読んでNFT詐欺について学び対策しましょう

NFTは詐欺ではない

まず初めに大事なことをお伝えしておきます

『NFT』という仕組み、技術は素晴らしいもので、詐欺ではありません。Google検索すると『NFT 詐欺』というワードや、それに紐づいた検索結果が表示されるかもしれませんが安心して大丈夫です

NFTとは詐欺ができない仕組みのこと

NFTは詐欺ができないテクノロジー

そもそも、NFTは『Non-Fungible-Token』(ノンファンジブル・トークン)と言って、直訳すると「代替できない暗号資産」のこと

画像やデータなどのデジタル資産を不正コピーしたり、勝手に盗まれたりできない仕組みで詐欺や不正とは正反対の性質を持った技術を使っているのです

JIN
JIN

ブロックチェーン技術を使って、履歴や所有者の情報などが正確に刻まれている仕組みがNFT

なぜ「NFTの世界」では詐欺が発生するのか

NFTは代替することができない暗号資産ですが、その価値が上がったり自由に売買できることから『投資目的』で利用する方も増えています

お金のあるところに詐欺は発生する』ことは普通のことと言ってもいいのかもしれません

JIN
JIN

NFTは投資以外にも卒業証明など改ざんできない証明書としても利用されてきているんですよ。NFT詐欺は、主に売買で利用するNFTアート作品などで発生しています

  • 投資詐欺
  • オレオレ詐欺
  • 悪徳商法

現実の世界でも、お金のあるところには必ず詐欺商法が出てきます。騙されてしまうと資産を奪われたり、お金を払わなければならない契約をしてしまいます

そして、NFTの世界でなぜ詐欺が出やすいかというと

  • 法整備やルールがまだ整っていない
  • 匿名によるインターネット取引が多数
  • 海外勢も仕掛けてくる
  • 初心者がどんどん参入してくる
  • 詐欺の方法が簡単である
  • NFT取引がわかりにくい部分がまだ多い
  • 英語表記がまだ多い
  • 挑戦することがNFTでは大切だからクリックしてしまう
  • 詐欺対策が浸透していない

このようにNFT詐欺にあってしまうような要因はたくさんあるのです

NFTは新しい技術であるが故、悪い人(ハッカーなど)が次のような人たちをだまして仮想通貨やNFTを奪おうとするのです

詐欺師が狙っている人

  • NFT初心者
  • 知識がまだ浅い人
  • 予防処置を取っていない人

NFTの詐欺を働く人は、当然知識のない人や、まだNFTを初めて間もない初心者を狙ってきますが実際に詐欺にあった人は初心者ばかりとは限りません

予防処置や、詐欺対策をしていないとうっかりNFTなどの資産を奪われることとなります

しっかりと知識を身に着けて対策しましょう

チェックポイント

・NFT自体は詐欺ではない
・詐欺はどこにでも存在する
・知識を身に付けたり対策をして詐欺にあわないようにする

JIN
JIN

正しい知識をつけてNFTを楽しみ、盛り上げていきましょう

NFTに絡めた詐欺の例

NFT業界での詐欺

NFT界隈で詐欺にあわないためには、次のことを意識しておく必要があります

  • 詐欺の事例を知っておく
  • 詐欺にあわない対策をする

実際にどんなNFT詐欺方法があるのか、このあと説明していきますが、大きくわけてNFT詐欺方法は2つだと考えてください

  1. NFTを販売するときの詐欺
  2. 人が持っているNFTを奪う詐欺

そこまでのプロセスは色々あるにしても、上記のように「売るときの詐欺」と「奪う詐欺」の2つがNFT界隈の主要な詐欺方法となっています

JIN
JIN

まずはNFTを販売するときの詐欺を知っておきましょう

NFTを販売するときの詐欺(ラグプル)

NFTのラグプル被害

NFTを売るときの詐欺とは、資金を集めたあと逃げてしまう方法で「ラグプル」と言われています。ラグプルはNFTだけに特化したものではなくて、仮想通貨などの暗号資産や投資でもよくある詐欺方法の1つです

ラグプルによるNFT詐欺被害を知るには、まずNFTの発行までの方法をおさらいしておきましょう

一般的にNFTは次のような方法で作られています

  • 個人(アーティストやクリエイター含む)が発行
  • プロジェクト(多くの人たち)で作成し発行

特定のプロジェクトでNFTを発行するまでには、Twitterなどでプロジェクトを発表したりして人を集めDiscordなどのグループチャットでプロジェクトを進めていきます

「ファウンダー」と呼ばれるプロジェクトの首謀者とともに、それを支えるモデレーターやコミュマネなどプロジェクトの管理者で主にNFTプロジェクトは進行していくのですが、ラグプルの詐欺は最終的に逃げますバックレますトンズラします

資金だけ集めて、もぬけの殻となります

NFTを発行するためや、プロジェクトを進めていくうえで必要な資金を集めてから夜逃げしたり、NFTの1次販売をした後、そのまま消えてしまう手法です

  • Twitterアカウントは閉鎖、鍵垢
  • Discordは削除

匿名でやりとりされることが多いNFT,Web3.0業界では詐欺の後追いをすることは難しくラグプルの被害は泣き寝入りするしかありません

NFTラグプル詐欺の実例

2022年の日本でのラグプル被害で有名な案件は「ギアバース」というプロジェクトです。@GearverseNft

8月20日に約1000枚くらいのNFTを一次販売し、8月31日にリビールする予定が、その日の朝にDiscordが閉鎖されTwitterは鍵アカウントとなり連絡が取れなくなった詐欺事案がありました

 関連ツイート

ギアバースのNFTプロジェクトは、かわいい系のメカ少女が描かれていて、日本人のモデレーターやNFTを理解している人が拡散したりGiveawayしたりしていたため、ほとんどの人が信じていたプロジェクトでした

まさかのラグプルだったということで、この日を境に一気に日本NFT界隈でも帯を締めなおされた形となりました

NFT1年生
NFT1年生

なるほど~匿名なだけに怖いですね
何を信じたらよいのか・・・

NFTラグプル詐欺の見分け方や対策

NFTプロジェクトのラグプル詐欺を見分けるのは非常に難しく、実際にギアバースもラグプルだと思った人はいなかったのです

但し、このギアバース事件を参考に怪しいかもしれないという教訓を得ることはできました。次のような場合には充分ラグプルを疑ってから資金を投入するようにしましょう

ラグプルを疑うプロジェクト

  • 海外プロジェクト
  • ファウンダーの存在が見えてこない
  • プロジェクト公式以外のツイートが少ない
  • NFT所有後の儲け話が怪しい

海外のプロジェクトが全部怪しいわけではありませんが、「海外のNFT業界を知らない」「英語がわからない」ようであれば初心者のうちは手を出すのをやめておきましょう

また、NFTプロジェクトのファウンダー(主催者)が一体誰なのか、その人物のTwitterアカウントがわからないなど素性が見えてこないものは一旦距離を置くことをおすすめします

JIN
JIN

間違っても、知っている人物が押しているからという理由で突っ込むのは危険です。しっかりと自分で判断するようにしておきましょう

NFT初心者の方は、まず「ラグプルというNFT詐欺が存在する」ということを認識しておくことが第一歩となります

ラグプルの対策

・ラグプルという詐欺を知っておく
・最後までの謎のプロジェクトには手を出さない
・ファウンダーが明確でないプロジェクトはやめておく
・余剰資金でNFTに出資する

匿名が多いNFT界隈で、どこまで信じるかということにもなりますが、純粋に応援したいプロジェクトであれば多少の被害であればラグプルであっても仕方がないと考える選択もあります

JIN
JIN

以上が『NFTを販売するときの詐欺』です
続いてのNFT詐欺方法を見てみましょう

人が持っているNFTを奪う詐欺

NFTの詐欺対策

NFTは販売するときに詐欺行為がある場合だけでなく、実際に買ったあとNFT盗難の被害にあうことがあります

NFTは通常MetaMask(メタマスク)などのウォレットに格納されています

ブロックチェーンで管理されていて、本来は勝手に他人にアクセスされたりウォレットの中にある暗号資産やNFTが盗まれることはありません

但し、次のような場合には他人にウォレットの中身を奪われてしまう危険があります

  • ウォレットのシークレットリカバリーフレーズを教えてしまう
  • 偽サイト(リンク)でウォレットを接続してしまう

この手の詐欺にあわないためには、「何もしない」ことが重要で一番の対策となりますが詐欺方法は巧妙でうっかり手を出してしまう場合があるので事例をもとに理解しておきましょう

NFTウォレットを操作する詐欺の事例

NFTウォレットとは言わば「財布」であり、人に渡したり、置いておいたらお金を盗まれるのは現実世界でも当たり前の話です

シークレットリカバリーフレーズとは、ウォレットをPCやスマホに設定する重要なパスフレーズで誰かに知られてしまってはウォレットを再現させることができてしまいます

JIN
JIN

これはもう財布を渡したようなものです

シークレットリカバリーフレーズを教えることは絶対にしてはいけません。聞いてきた人は間違いなく詐欺師ですので無視したりブロックしたりしてください

  • DiscordのDM(ダイレクトメッセージ)は詐欺の可能性大
  • シークレットリカバリーフレーズは教えない

日本におけるNFT初期(2022年初旬)はDiscordによる詐欺が多かったのですが、2022年後期になってはTwitterによる詐欺リンク被害が多発するようになりました

TwitterによるNFT詐欺は、公式NFTプロジェクトのアカウントになりすまし、偽Mintサイトにアクセスさせウォレットをつながせて中身を奪う手法です

 詐欺ツイート(取り扱い注意!)

これは、日本の有名なNFTであるCNPの公式をあたかも引用リツイートしているかのツイートですが、このリツイートアカウントも詐欺師ですし、公式のツイートも偽アカウントです

JIN
JIN

公式の日本語もおかしいですし、それをリプライしている人たちのコメントもおかしいのがわかります

日本の有名NFTプロジェクトの偽アカウントは軒並みこういったNFT詐欺師によって量産され、騙されてクリックしウォレットをつなげてしまった方は、イーサリアムやNFTなどを根こそぎ持って行かれます

どれだけNFTがブロックチェーンで守られているとは言ってもウォレットを接続するところまでは、自分の意志で行いますのでどうにもなりません

公式MintサイトはTwitterで公開されることは非常に少なくなってきています。公式Discordなどのコミュニティ内にある公式リンクから接続するようにしましょう

ウォレット接続詐欺の対策

・Twitterのアカウントを確認する
・Mintサイトはコミュニティ内から接続
・ウォレット接続する際は改めて確認
・NFT保管用と購入用のウォレットは2つにわけておく

Twitterのアカウントは非常に巧妙にそっくりに作られていますが、微妙におかしな部分があったりします。フォロワーやヘッダーの画像などに騙されず本質を見抜いていきましょう

JIN
JIN

自分のフォロワーがフォローしているからという安易な理由は危険です。その方も騙されてしまっている場合もありますよ

 詐欺対策としてイケハヤ氏のツイートも参考に

NFTの詐欺対策まとめ

NFTは詐欺ではありません

正しく理解し、未来の技術をしっかり活用していきましょう

  • NFTを買う時の詐欺対策
  • NFTを持ってからの詐欺対策

詐欺と対策はイタチごっこと言われています

それは現実世界でも同じで、高齢者を狙った詐欺や投資話を持ち掛けた詐欺はいつの時代も変化を遂げながら出てきています

NFTの世界でも同じで、この記事に書かれている対策もまたすりぬけ別の方法で詐欺を仕掛けてくることも予想されます

正しい対策と知識を持って、NFT被害にあわないよう心掛けをしていきましょう

NFT1年生
NFT1年生

ありがとうございました
詐欺というものがあることを理解しながらNFTを楽しんでいきます!

JIN
JIN

以上でNFT詐欺対策を終わります
今後も新しい手法が出てきたら更新していきますので参考にしてください